「空売り」タグアーカイブ

ワコム (TYO:6727): 決算予想と投資戦略

7月30日のワコム (TYO:6727)の決算発表を控え、業績などのデータを再度確認する。結論から言えば、今回の決算は時期的な理由により芳しくない可能性が高い。理由は欧州のユーロ安と日本の消費増税前の駆け込み需要の反動減である。

先ず、長らくフォローしてきた空売り残高であるが、今月に入ってからUBSとゴールドマンが空売りを徐々に増やしてきており、16日時点で発行済株式総数に対してゴールドマンが5.02%、UBSが0.65%、ドイツ銀行は16日にわずかに買い戻し1.49%で、合計で7.16%の空売り残高が報告されている。UBSとゴールドマンの売り増しは、今回の決算に合わせて売りを仕込む動きだと考えられる。 続きを読む ワコム (TYO:6727): 決算予想と投資戦略

フォローアップ: FCC、ワコム

以前紹介した銘柄の現状確認である。

EU首脳会議でスペインに有利な交渉が行われなかった失望感から連日の下落。現時点でP/S(株価売上高倍率)は0.3をやや割っているから、利益率が5%まで回復した場合のP/Eは6弱ということになる。南欧諸国のEUの緊縮規定との戦いが長引きそうであることを考えれば妥当な水準だろう。 続きを読む フォローアップ: FCC、ワコム

ワコム続報: UBSが空売り参入、大口空売り残高は合計で6.5%に

ワコム (TYO:6727、紹介記事)には以前よりゴールドマンとドイツ銀行の空売りが入っているが、25日にUBSが発行済み株式の0.52%の空売りを新規報告した。これで大口の空売り総残高はゴールドマンの4.51%、ドイツ銀行の1.47%と合わせて6.5%となる。 続きを読む ワコム続報: UBSが空売り参入、大口空売り残高は合計で6.5%に

ワコム続報: ゴールドマン、ドイツ銀行ともに買い戻さず、空売り残高は合計6.05%に

ワコム (TYO:6727)の株価と出来高は金曜と月曜に急騰したが、11日に今週月曜までの空売り残高が公開され、売りを仕掛けているゴールドマン、ドイツ銀行ともに、空売り残高がほとんど変わっていないことが分かった。発行済株式総数比で、ゴールドマンの残高は変わらず4.51%、ドイツ銀行は金曜に0.06%減らして1.54%、2社合計で6.05%である。昨日と今日で大口の取引らしき出来高が見受けられないことから、売り方は株価が上がった後もこの売り残をこのまま抱えているものと思われる。 続きを読む ワコム続報: ゴールドマン、ドイツ銀行ともに買い戻さず、空売り残高は合計6.05%に

ワコム続報: 朝方に100万株の買い、売り方の買い戻しか

ワコム (TYO:6727)

9日の寄り付きから10分ほどで、ワコムに合計100万株ほどの買い注文が入った。現在587円。直近30日の平均出来高の40%ほどの注文が、寄り付き後の短時間で捌かれたことになる。 続きを読む ワコム続報: 朝方に100万株の買い、売り方の買い戻しか

ゴールドマンを踏み上げる: 機関投資家による成長株空売りの弱点

機関投資家の踏み上げ方を、実際の例にしたがって説明する。

以前紹介したワコム (TYO:6727)に機関投資家の空売り残がかなり増えている。30日の時点で、全発行済株式に対し、ゴールドマンが4.04%、ドイツ銀行が1.31%、2行の合計で5.35%の空売りが報告されている。また、空売りが行われた後の27日、クレディ・スイスによる目標株価の引き下げ(800->460)が行われ、この次の日は4.6%の下げとなった。投資銀行のレーティングに律儀に付き合う親切な投資家はいまだにいるものであるが、理性的な投資家にとっては買いの好機以外の何物でもない。 続きを読む ゴールドマンを踏み上げる: 機関投資家による成長株空売りの弱点