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9月FOMC会合結果はバランスシート縮小決定、ドル円相場の推移見通し

米国時間9月19日から20日に行われたアメリカの金融政策決定会合であるFOMC会合で、Fed(連邦準備制度)は自身のバランスシートの10月縮小開始を決定した。これまでも伝えているが、これは債券買い入れによりバランスシートの拡大を行なった量的緩和を逆戻しにするもので、量的引き締めと言うべき金融政策である。

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ドル円がポジション開始時の水準まで回復、原油も利益確定へ

ここ2ヶ月ほど軟調だったドル円が遂に111円台を回復した。

ドル円は北朝鮮のミサイルが飛ぶ度に沈む展開が続いていたが、底は固く、110円弱の水準を大幅に割れることもなかった。

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ゲイリー・コーン氏左遷で2018年以降もイエレン議長再任か

米国のトランプ政権の混乱で経済政策の実現が危ぶまれるなか、金融市場のもう一つの関心事は2018年2月に任期終了を迎えるFed(連邦準備制度)のイエレン議長の後継者が誰になるかということである。

イエレン議長本人の再任の他に有力候補として報じられていたのが、元Goldman Sachsのコモディティ・トレーダーでトランプ政権の国家経済会議の委員長を務めているゲイリー・コーン氏だったのだが、どうもコーン氏とトランプ大統領の仲が上手く行っていないようだ。

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連銀総裁ら、追加利上げとバランスシート縮小について語る

アメリカの金融引き締めが市場で話題となる中、Fed(連邦準備制度)の連銀総裁らが、追加利上げとバランスシート縮小の開始時期について語っている。今後の金融引き締めを占う上で必要な情報なので、この記事で纏めて伝えておきたい。

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ハト派のミネアポリス連銀総裁、バランスシート縮小を支持

米国の中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)は量的緩和によって膨らんだ自身のバランスシートを縮小することを計画しているが、金融政策決定会合であるFOMC会合で投票権を持つ参加者のうち、最もハト派として知られるミネアポリス連銀総裁のカシュカリ氏がこの計画を支持するコメントを表明した。Reuters(原文英語)などが伝えている。

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米国のマネタリーベース縮小は株式市場の大暴落を引き起こす

米国の中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)はバランスシートの縮小計画を発表した。2008年以降株式市場を大いに押し上げた量的緩和がバランスシートの拡大であったことを考えれば、バランスシート縮小は逆方向に同様のインパクトを持つものである。

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6月FOMC会合: 市場は利上げを予想、バランスシート縮小示唆あるか

トランプ相場が後退する中、米国利上げがこれまでのところは着々と進行しつつある。米国の金融政策を担うFed(連邦準備制度)は米国時間6月14日のFOMC会合で利上げを行うと予想されており、金融市場はこの結果をほぼ織り込んでいる。

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3月のFOMC会合結果は利上げ決定、声明文とドットプロットはややタカ派もドルが下がった理由

米国時間3月15日、米国の金融政策を司るFed(連邦準備制度)はFOMC会合で2008年以来3度目となる利上げを決定した。利上げ自体は事前の予想通りであり、これについては報じてある。

ただ、その後の市場の動きについては少し説明が必要だろうと思うので、この記事ではその点について述べてゆきたい。

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ビル・グロス氏: ECBと日銀の量的緩和が止まれば米国経済はリセッション入り

債券王と呼ばれるビル・グロス氏の相場観について、久々に報じてみようと思う。債券投資家のものとしては最近はガントラック氏のものが興味深かったため、そちらばかり報じていた。彼の「金価格の短期的上昇」予想は見事に当たっている。

今回はJanus Capitalの発行するグロス氏の月間レポート(原文英語)を取り上げたい。

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