世界的な物価高騰がどの国でも話題になっている。それはエネルギー価格に限らず、食料品などの価格でも同じことであり、各国は様々な対策を講じているようである。
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EU、ロシア産原油を禁輸、パイプライン経由は除外 ソロス氏の警告届かず
ロシアによるウクライナ侵攻が続いていることを受け、EUはロシア産原油の禁輸でついに合意したものの、パイプライン経由で輸入するものについては禁輸から除外するとした。
ここの読者ならもうお分かりだと思うが、またEUは自殺的手段を選んでしまった。残念ながらこの決定はEUの首を絞めるだけでロシア経済には何の効果も及ぼさない。
続きを読む EU、ロシア産原油を禁輸、パイプライン経由は除外 ソロス氏の警告届かずマクロン仏大統領: ドイツはユーロの欠陥から利益を得ている
これでもうドイツの味方をする国はユーロ圏内にも無いのではないか。
7月13日、フランスのマクロン大統領はパリのエリゼ宮でドイツのメルケル首相と会談した。両国合同の閣僚会議で、戦闘機の共同開発の合意が行われるなど、会議は終始和やかなムードで推移したが、やや話題を呼んでいるのは会議前のマクロン大統領の発言である。
親EUの政治活動家ジョージ・ソロス氏がEUを批判する
著名ヘッジファンドマネージャーのジョージ・ソロス氏が、6月1日にProject Syndicateに寄稿した記事(原文英語)で、EUおよびユーロ圏の問題点を指摘している。
21世紀、英米対ドイツの戦争が再び始まりつつある
ヨーロッパ大陸を支配するドイツが海を隔てたイギリスとアメリカと対立する、そのような第二次世界大戦の構図が21世紀に再び始まりつつある。
フランス大統領選挙結果速報: マクロン氏とルペン氏が決選投票へ
4月23日に行われたフランス大統領選挙の第一回投票では、親EUで移民推進派のマクロン氏と反EUで反移民の国民戦線ルペン氏が当選確実となり、決選投票に進む見通しとなった。フランス内務省の開票速報をロイターなどが伝えている。
フランス大統領選挙: 反移民政党を未だに「極右」と呼ぶメディアの愚かさ
フランス大統領選挙について、選挙戦の推移や各候補者の公約などについては様々な人々が取り上げているから割愛するが、今回の記事で言いたいことは一つである。反移民、反EUを掲げる国民戦線の大統領候補ルペン氏について取り上げたメディアの報道を並べてみよう。
トランプ政権: ドイツは「酷く安い」ユーロを利用して他のEU諸国から搾取している
トランプ大統領が貿易摩擦を解消するために創設した国家通商会議のトップであり、対中強硬派として知られるナヴァロ氏が、ユーロ圏におけるドイツの利権を批判している。Financial Times(原文英語)が伝えている。
ドイツ、メルケル首相に続きショイブレ財務相も移民政策の誤りを認める
あまりに遅い、ということをわたしは一昨年パリで同時多発テロ事件が起こる前から言い続けている。
ドイツのショイブレ財務相が今更移民政策の失敗を認めたらしい。Welt am Sonntag(原文ドイツ語)が報じている。
ユーロ圏がドイツの植民地だと一目で分かる各加盟国の貿易収支比較
ユーロ圏は崩壊寸前である。2010年には欧州債務危機が起こり、南欧諸国の財政は破綻の危機に瀕した。ユーロ圏の失業率はいまだ10%近い水準であり、イタリアやフランスにはユーロ圏やEUからの離脱の兆候が見られる。
しかし何故ユーロ圏はこれほどに混乱しているのか? 移民問題などの理由もあるが、経済的な混乱の原因は、一つの経済指標を調べれば非常に端的に理解できる。それはユーロ加盟国の貿易収支である。