ユーロ圏内のインフレ率乖離でユーロ危機再発を予想、一部加盟国はハイパーインフレへ

日本ではインフレが悪化しているが、先にインフレになっていたアメリカやヨーロッパでは高騰したインフレ率の減速が始まっている。

以前にも説明した通り、インフレの本当の問題はインフレ減速時の大規模な景気後退であり、欧米はシナリオに足を踏み入れかけているが、ここでまた共通通貨ユーロの問題が再発するだろう。

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ポジャール氏: ゴールドが決済手段になり金価格は2倍へ

Credit Suisseの短期金利ストラテジストであるゾルタン・ポジャール氏が、アナリストレポートの中でロシアの原油をめぐる争いを分析し、天才的な発想で金価格が2倍になるシナリオについて述べている。実際にそうなるかどうかは別にして、非常に面白いので紹介したい。

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ポジャール氏: 原油価格下落は一時的、高騰再開のリスク

クレディ・スイスの短期金利ストラテジストであるゾルタン・ポジャール氏が最新のアナリストレポートで最近の原油価格の下落に異を唱えている。彼によれば原油価格の下落は一時的なもので、実際には原油は世界的に不足しているという。

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サマーズ氏: 世界的な景気後退で新興国市場には逆風に

アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏が世界経済の見通しと新興国市場への影響について語っている。

前回のジェフリー・ガンドラック氏の新興国株式の見通しと比べながら読んでもらいたい。

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ハイエク: 緩やかなインフレが有益であるという幻想

20世紀最大のマクロ経済学者であるフリードリヒ・フォン・ハイエク氏の著書『貨幣発行自由化論』から、今度はマイルドなインフレについて語った部分を紹介したい。

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ハイエク: インフレ減速後の失業増加は避けられない

アメリカではインフレが減速し始めており、インフレ減速とともに失業率上昇などの景気減速が懸念されている。

そこで今回は、20世紀最大のマクロ経済学者、フリードリヒ・フォン・ハイエク氏の『貨幣論集』に収録されている論文から、インフレ減速後の失業増加について語っている部分を紹介したい。

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サマーズ氏: 金利は市場の織り込み以上に上がる

これまでインフレを恐らくは一番正しく予想してきた経済学者のラリー・サマーズ氏が、Bloombergのインタビューでインフレ減速で金利低下を織り込み始めている金融市場に異議を唱えている。(12/6誤字修正)

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世界最大のヘッジファンド、インフレ減速を予想できず大損の模様

今年の前半には株価急落予想を的中させ大きな利益を上げたレイ・ダリオ氏が運用する世界最大のヘッジファンドBridgewaterが、第4四半期には13.2%の損失を出したらしい。Bloombergが報じている。

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11月雇用統計で平均時給上昇、賃金インフレ根強く高金利継続か

米国時間12月2日、11月のアメリカ雇用統計が発表され、失業率は3.7%で前月比横ばいとなった。これ自体は良くも悪くもない数字なのだが、労働者の時給にサプライズがあったので紹介したい。

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