世界最大のヘッジファンド: 金融市場はランダムウォークではない

世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏がMercatus Centerのインタビューで1時間近く喋っているが、その中で面白い話題があったので紹介したい。

続きを読む 世界最大のヘッジファンド: 金融市場はランダムウォークではない

不動産バブル崩壊の中国、値下げ禁止令で価格暴落に対抗

中国最大級の不動産ディベロッパー恒大集団はGDP2%分の負債を抱えたままついにデフォルトし、中国の不動産バブル崩壊も既にかなり進行しているのだが、日本や欧米ではほとんど気にもされていないようである。しかしここでは粘り強く報じ続けていこう。リーマンショックも最初はこのように無視されたからである。

続きを読む 不動産バブル崩壊の中国、値下げ禁止令で価格暴落に対抗

中国が不動産バブル崩壊で利下げ、終わりの始まり

ここでは事前に予想していたことだが、中国が利下げした。中国経済の核となっていた不動産の価格上昇が急降下したためで、中国政府も経済を支えるために動かざるを得なくなったということである。

続きを読む 中国が不動産バブル崩壊で利下げ、終わりの始まり

イギリスがいち早く利上げ実行 早期インフレ撃退なるか

世界的にインフレが大きな懸念となる中、各国の中央銀行は物価高騰を抑えるための金融引き締めを渋っている。アメリカはいまだ量的緩和を終了できておらず、ECB(欧州中央銀行)のラガルド総裁は金融緩和を続ける構えで「マダム・インフレーション」と揶揄されている。誰もみずから株価を下落させたくないのである。

そうした中で痛みを伴ってでも早く行動し早く傷口を塞ぐために利上げを開始した国がある。イギリスである。

続きを読む イギリスがいち早く利上げ実行 早期インフレ撃退なるか

中国恒大集団、デフォルト認定の取り消しを要求

もはやそれほどニュースにもならなくなったが、人々の関心にかかわらず状況の悪化が着々と進行しているという点で、中国恒大集団のデフォルト危機とサブプライムローン危機は似ている。

しかしここでは中国不動産市場のバブル崩壊を定期的に報じてゆこう。サブプライムの時もそうだったように、重要なことは大体初めは人々に無視されるからである。

続きを読む 中国恒大集団、デフォルト認定の取り消しを要求

12月FOMC会合結果: 利上げ3回示唆でタカ派に転換も株価は上昇

アメリカの中央銀行であるFed (連邦準備制度)は12月14日から15日まで金融政策決定会合であるFOMC会合を行い、前回の会合で決定したテーパリング(量的緩和縮小)を加速することを決定した。

続きを読む 12月FOMC会合結果: 利上げ3回示唆でタカ派に転換も株価は上昇

11月米インフレ率はやや減速も高水準 来年の連続利上げは不可避

さて注目のインフレ率である。アメリカの最新のCPI(消費者物価指数)のデータが公表され、11月分は9.8%(前月比年率、以下同じ)の物価上昇となり、10月の11.9%からは減速したものの依然としてかなり高い水準を維持している。

続きを読む 11月米インフレ率はやや減速も高水準 来年の連続利上げは不可避