4月の米国個人消費は年率80%以上の落ち込み

株式市場が着々と上がり続ける中、陰鬱な経済統計が着々と出揃い始めている。アメリカでほぼ全期間ロックダウンとなっていた4月の実質個人消費は前月比年率で-81.7%のマイナス成長となった。少し前に紹介した小売売上高とは違い、個人消費はGDP統計の大きな部分を占めるため、第2四半期の経済成長率を部分的に直接示唆したデータとなる。

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世界最大のヘッジファンド: 大英帝国の基軸通貨ポンドはいかに暴落したか

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログで歴史上の覇権国の繁栄と衰退の検証を続けている。ダリオ氏は中国がアメリカに代わって覇権国となると予想しているからである。

前回は大英帝国の歴史について説明した部分を紹介したが、今回の投稿ではその通貨ポンドがどのように基軸通貨の地位を失ったかを説明している。ダリオ氏によれば、それがドルの運命だからである。

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世界最大のヘッジファンド: 大英帝国の繁栄と衰退

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログで基軸通貨の繁栄と衰退について語っている。前回はオランダ海洋帝国とその通貨ギルダーの崩壊が現在の状況に非常に似ていることを紹介した。

そして今度はオランダの次に覇権国家となった大英帝国の物語である。

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世界最大のヘッジファンド: 量的緩和で暴落した世界初の基軸通貨

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInにおけるブログでオランダ海洋帝国の繁栄と衰退について語っている。

歴史的な部分は前回取り上げたので、今回はオランダ海洋帝国の通貨ギルダーがどのように世界初の基軸通貨となり、そしてどのように暴落していったのかに焦点を当てたい。

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世界最大のヘッジファンド: オランダ海洋帝国が繁栄した理由

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏による歴史の授業である。ダリオ氏はアメリカが覇権を失い中国が新たな覇権国家になると主張している。

その自説の証明のためにLinkedInのブログ投稿で過去の覇権国家の繁栄と衰退をレビューしていっているのだが、今回はイギリス帝国の前に繁栄したオランダ海洋帝国の物語となる。

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ジョージ・ソロス氏: 市場は絶望と希望の間を揺れ動いている

現在89歳の著名ヘッジファンドマネージャー、ジョージ・ソロス氏は既に一線を退いており、現在では左派の政治活動に注力している。インタビューが出てもほとんどは政治の話であり、市場に関して話すことはあまりない。

今回紹介するAusburger Allgemeineのインタビューでもそうなのだが、現在の新型コロナ相場に関して重要な発言が1箇所だけあったので紹介しておきたい。

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米国、4月小売売上高が年率87%の下落 もはや統計の概念を破壊する落ち込みへ

アメリカでロックダウンがピークに達した4月の経済統計が次々と発表されており、その深刻さが明らかになっている。4月の実質小売及び食品売上高は前月比年率で87.3%の下落となった。

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世界最大のヘッジファンド: 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる

新型コロナウィルスによる景気後退が迫るなか、世界最大のヘッジファンドを運用するレイ・ダリオ氏がCNNへの寄稿記事で共産主義化する社会に懸念を示している。

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ドラッケンミラー氏、3月の底値でAmazonとNetflix買い増し

ジョージ・ソロス氏のクォンタム・ファンドを率いていた著名投資家スタンリー・ドラッケンミラー氏が、新型コロナ下落相場の底値付近でAmazon.comとNetflixを大幅に買い増している。世界的なロックダウンで自宅待機となる人が増える中で、需要が増加したとされている銘柄の筆頭である。

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