もう去年からこういう相場になると言い続けているのだが、実際にそうなるまではなかなか理解されないものである。
さて、2月に世界同時株安を引き起こした原因であるところのアメリカの長期金利が面白い動きをしている。米国株も急落しているが、日本株や欧州株、新興国株などがそれよりも数日前から下落を始めているのは読者もご存知の通りだろう。
もう去年からこういう相場になると言い続けているのだが、実際にそうなるまではなかなか理解されないものである。
さて、2月に世界同時株安を引き起こした原因であるところのアメリカの長期金利が面白い動きをしている。米国株も急落しているが、日本株や欧州株、新興国株などがそれよりも数日前から下落を始めているのは読者もご存知の通りだろう。
ドル円のチャートがドル高になっているタイミングでこの記事を読む読者は、「ドル高の間違いでは?」と思うかもしれない。しかし2018年、ドル円のチャートがどうなっていても、一貫して起きているのはドル安である。
ドル円チャートの形にかかわらずドル安というのはどういうことか? これは、ドル円のファンダメンタルズを注視しながら為替をトレードしている投資家には理解してもらえるのではないか。
毎四半期恒例、ヘッジファンドなど機関投資家の米国株買いポジションを開示するForm 13Fの時期である。今回の開示は2018年3月末のポートフォリオになり、2月に始まった世界同時株安後の初めてのForm 13Fということになる。
今回取り上げるのはレイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド、Bridgewaterのポートフォリオである。
2018年、アメリカの中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)が強力な金融引き締め政策を継続する中、株式市場は年内の高値をいまだ大きく下回って推移している。この状況が続くかどうかはアメリカの金融引き締めがいつまで続くかによると言えるが、アメリカのGDPを見る限り、この状況は年内ずっと続く可能性が高くなってきたようである。