イギリスに続きフランスでも内閣改造が行われ、政府の財政緊縮政策を批判していたモントブール生産力再建相が更迭された。モントブール氏は先日、ドイツは「緊縮財政という「妄想」によってユーロ圏経済を破壊している」(フィナンシャル・タイムズ)と発言し、物議を醸していた。左派の中でも雄弁であった彼の更迭により、もとより支持率が17%と低いオランド政権の更なる政権弱体化が懸念されている。モントブール氏が更迭後に反緊縮派の擁護に回り、右派と左派の対立が強まれば、最終的には解散総選挙もありうるだろう。彼の更迭による緊縮派・反緊縮派の対立激化はユーロ圏の結末を暗示している。 続きを読む フランスの生産力再建相更迭はユーロ圏の未来を暗示する
月別アーカイブ: 2014年8月
フォロー終了: CNNC International (HK:2302)
短期的に上がり過ぎと見られる急騰のあと出来高が止まったため、長期投資銘柄ではあるが、CNNC International (HK:2302)のフォローを一旦終了する。魅力的な価格に戻った場合フォローを再開する場合がある。投資結果は以下の通り。
投資戦略: ロング
フォロー開始時株価: 2.2香港ドル
フォロー終了時株価: 3.48香港ドル
リターン: +58.18%
以前の記事における利益確定示唆に従った場合、リターンはやや上昇する。
欧州市場に関するショートアップデート (FCC、Easyjet)
ロシアがウクライナ国境付近に兵を進めていることで欧州市場が荒れている。また、欧州委員長に指名されたユンケル氏から南欧諸国が譲歩を引き出せそうにないとの観測から、紹介したスペインの建築会社FCC (BM:FCC)や保険会社のMapfre (BM:MAP)などが軒並み下落している。 続きを読む 欧州市場に関するショートアップデート (FCC、Easyjet)
CNNC International (HK:2302)に関するショートアップデート
日本の原発の再稼働に関する報道と、貴州省で親会社が原発2箇所を建設するとの報道を受けて連日の高騰。紹介時のレンジから60%以上上昇し3.6香港ドル。長期的には問題ない株価だが、短期的な上がり過ぎを懸念する投資家は一部を利益確定しても良いだろう。親会社の新規上場による資金調達もあり、中国の原発業界は更なる発展が期待される。