「株式市場」カテゴリーアーカイブ

米国株下落の原因: 米国債から資金流出の兆候

アメリカで金利が上昇している。小売店売上高の数字が予想よりも強く、インフレが長引くことが懸念されてのことだという解説がされているが、事実ではない。インフレを警戒しての金利高ではなく、米国債から資金が流出しているのである。

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ドラッケンミラー氏、AI関連の米国株を怒涛の買い増し

引き続き、機関投資家の米国株買いポジションを開示するForm 13Fである。今回はジョージ・ソロス氏のクォンタムファンドを長年運用していたことで有名なスタンレー・ドラッケンミラー氏のファミリーオフィス、Duquesne Family Officeのポートフォリオを紹介する。

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世界最大のヘッジファンド、株高で米国株を一部利益確定

引き続き、機関投資家の米国株買いポジションを開示するForm 13Fである。今回はレイ・ダリオ氏の保有する世界最大のヘッジファンドBridgewaterのポートフォリオを紹介する。

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ソロスファンド、株高で米国株を空売り

さて、機関投資家の米国株買いポジションを開示するForm 13Fの季節がやってきた。最初はジョージ・ソロス氏が保有しドーン・フィッツパトリック女史が運用するSoros Fund Managementのポートフォリオからである。

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碧桂園の破綻危機と何も終わっていない中国の不動産バブル崩壊

中国の不動産危機と言うと何を古い話をと思う日本の個人投資家も多いかもしれないが、2021年に表面化したこの問題は実はまだ何も終わっていないのである。

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アメリカの深い景気後退をなおも予想する金融市場

アメリカでは利上げによる景気後退が不可避のものとされ、数ヶ月前には銀行の破綻も騒がれた一方、株式投資家は数ヶ月前の話を覚えておく記憶力がないので、市場にはアメリカ経済には何の問題もないかのような雰囲気が漂いつつある。

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NVIDIAの株価が割高かどうか計算する方法

アメリカ経済の雲行きは怪しい。筆者を含む多くの投資家が、ハードランディングに備えている。

だがジョージ・ソロス氏のクォンタムファンドを運用していたスタンレー・ドラッケンミラー氏などは、 AI銘柄の大本命であるNVIDIAの株価はそれでも上がると主張している。実際にはどうなるだろうか。

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2023年の米国株は2018年世界同時株安のダブルトップに似ている

米国株は反発している。しかしその上昇が新たな上昇トレンドの始まりとなるためには、実体経済、金融政策、財政政策の少なくともどれかに上昇を正当化できる理由が必要である。

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