世界最大のヘッジファンド、Bridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏が量的緩和バブルの限界を予想している。かなり長い記事(原文英語)なのだが、今後の相場を予想する上で非常に重要なので要点をここで説明したい。
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アメリカ金融引き締めで暴落している金価格と銅価格
アメリカの強力な金融引き締めが新興国市場を既に暴落させたことは説明したが、今回はゴールドと銅である。
ますます流動性相場の様相を見せる世界の金融市場
連日報じている通り、世界のあらゆる金融市場は画一的な動きを見せるようになっている。例えば米国株と原油価格がこれほど密接な相関関係を見せるのは、その2つの市場がともに急騰しともに暴落した2008年以来のことである。そしてその相関はメジャーな市場だけではなく、ビットコインなどの価格動向にも及んでいる。
何度も書いている通り、この奇妙な相関関係に着目することは今後の金融相場を予想する上で非常に重要になる。
ビットコインの価値は遠からずゼロになる
米国市場が休日だったこともあり相場が一時休止しているので、今日はビットコインの話でもしてみようと思う。アメリカの長期金利がより上昇するまでの息抜きである。
筆者は投資対象としてのビットコインに興味はないが、最近暗号通貨とブロックチェーン技術について詳しく知る機会があったので、人づてに聞いた話も含めて色々と書いてみよう。
トランプ政権誕生以来最大の強気相場はこの市場
ドナルド・トランプ氏が2016年11月にアメリカ大統領選挙で勝利して以来、米国株は上がり、金利は上昇した。米国株のみならず日本株など他の資産クラスも上がったが、トランプ相場以降の値動きの中で最も重要なものを1つ挙げるとすればどれだろうか?
年末に金価格高騰、金利との反相関を無視して上がり続けた理由
2017年最後の世界の金融市場で印象的だったことの1つは、金価格が12月上旬の底値から一気に上がり続けたことだろう。
米国金融引き締めトレード比較: ドル円、ゴールド、長期金利、ジャンク債
トランプ大統領と共和党の税制改革がようやく議会を通り、Fed(連邦準備制度)による利上げとバランスシート縮小という金融引き締め政策が続く中、以下の記事で列挙した金融引き締めトレードの進捗は様々である。
この記事では、上記の記事でリストアップしたトレード戦略のう内、ドル円の買い、ゴールドの空売り、ジャンク債の空売りの進捗をチャートとともに眺めてゆきたい。
ドル円急騰、金価格下落の理由と今後の相場見通し
ドルが急騰した。一時110円近辺まで落ち込んでいたドル円は113円台半ばまで上昇し、数カ月の間1,260ドルの下値を割ることのなかった金価格は、レンジを下離れて1240ドル台で推移している。この動きについて、世界市場の様々なチャートを交えながら解説したい。
2018年の世界金融市場の相場予想と行うべき3つのトレード
Fed(連邦準備制度)による米国金融引き締めが続いている。今後のシナリオは、いつもの通り金融引き締めはFedが続けられる限り続けられ、そして限界に到達するというものである。
では、これを踏まえた上で投資家は2018年をどのようにトレードすれば良いのだろうか? この記事では2018年の金融市場の大まかなシナリオを予想しながら、各ステージにおいてどのような投資を行えば良いのかを検討したい。
世界最大のヘッジファンド、新興国株やゴールドなどドル安銘柄を買い増し
レイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド、Bridgewaterの9月末時点でのポートフォリオの一部が公開されたので紹介したい。前回のソロス氏に引き続き、機関投資家のポートフォリオを開示するForm 13F特集である。