2月末に始まったロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアの通貨ルーブルは、投資家のパニックによって一度急落した。
アメリカやEUなどがロシアに対する経済制裁を行ない、それによってロシア経済が窮地に陥ると西側の人々は考えたからである。
続きを読む ロシア、西側の制裁でルーブルが上がりすぎて困り始める2月末に始まったロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアの通貨ルーブルは、投資家のパニックによって一度急落した。
アメリカやEUなどがロシアに対する経済制裁を行ない、それによってロシア経済が窮地に陥ると西側の人々は考えたからである。
続きを読む ロシア、西側の制裁でルーブルが上がりすぎて困り始めるロシアのウラジミール・プーチン大統領の報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、プーチン氏がロシアの通貨ルーブルを金価格に対して固定することを議論していると明らかにした。いわゆる金本位制度の復活を示唆したということである。
続きを読む ロシア、金本位制の復活を検討: 紙幣からの逃避の始まりアメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、ウクライナ危機後のロシアについて面白いことを語っている。
続きを読む サマーズ氏: ロシアは対露制裁でむしろ儲かっているクレディ・スイスの短期金利ストラテジストであるゾルタン・ポズサー氏がFinancial Repression Authorityのインタビューで2022年からの通貨革命について語っている。前にも言ったが、彼はクレディ・スイスに置いておくには勿体無い逸材である。
続きを読む ポズサー氏: 預金と国債の時代からゴールド保有の時代へ現在、世界の金融市場は中途半端な状況にある。期待されていた米中通商合意の第一段階は期待外れに終わったが、金融市場にとってはその方がプラスとなることは述べた通りである。
この結果を受けてしばらく考えていたが、結論としてはロシア国債を徐々に買い始めることにした。
続きを読む ロシア国債の買いを開始、金利7%蓋を開けてみれば2019年で一番安定した投資先はロシア国債だったのかもしれない。
続きを読む 金融関係者の間でロシア国債が話題にここでは世界市場の様々なチャートを掲載しているが、こういうニュースの方が読者に相場の臨場感を伝えやすいかもしれない。
メディアと多国籍企業だけが騒いでいる中東からの入国禁止令を除けば、トランプ政権初の失態と言える。大統領補佐官に指名され、国家安全保障問題を担当していたマイケル・フリン氏が2月13日に辞任した。
ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げた著名投資家ジム・ロジャーズ氏が、トランプ相場で不透明になりゆく世界の金融市場についてコメントしている。Business Standard(原文英語)が報じている。
世界中を実際に旅しながら相場観を養ったロジャーズ氏らしく、アメリカのみならずインド、ロシアなどに言及するグローバルマクロ的内容になっている。
2017年、トランプ相場でアメリカの利上げの行方が話題になっており、利上げは資産価格に悪影響を及ぼすため、投資家は警戒しながら米国株の行方を見守っている。利上げは一般的に資産を買う状況として最適ではないが、しかし世界にはその逆を行おうとしている国がある。ロシアである。
トランプ相場はしばしばレーガノミクスと比べられているが、しかし2017年はロシア株の方がレーガノミクスの上げ相場に似ていると言えるだろう。