「為替相場」カテゴリーアーカイブ

サマーズ氏: グローバリゼーションがロシアや中国に攻撃されている

ソ連の崩壊時にソ連共産党書記長を務めたロシアの政治家ミハイル・ゴルバチョフ氏が亡くなったことを受け、アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで西側と東側の関係、そしてグローバリゼーションについて語っている。

続きを読む サマーズ氏: グローバリゼーションがロシアや中国に攻撃されている

対ロシア制裁で死にゆくヨーロッパ経済と上昇するスイスフラン

ロシアのウクライナ侵攻の後、西側諸国はロシアに対する経済制裁を行なったが、ロシア経済はダメージを受けていないどころか、経済制裁で上昇したエネルギー価格のお陰でむしろ儲かっている。

だがロシアの代わりに西側の制裁で死にかけている経済圏がある。制裁を行なったヨーロッパ自身である。

続きを読む 対ロシア制裁で死にゆくヨーロッパ経済と上昇するスイスフラン

サマーズ氏: 日銀はイールドカーブコントロールを止めざるを得なくなる

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、Bloombergのインタビューで最近の円安について語っている。

続きを読む サマーズ氏: 日銀はイールドカーブコントロールを止めざるを得なくなる

ドラッケンミラー氏: 今の相場はドットコムバブル崩壊前に似ている

前回の記事では、ドラッケンミラー氏のSohn Conferenceにおけるインタビューから、彼がドットコムバブルにおいて一度損失を出したものの、そこから復活して爆益を上げた話をお伝えした。

だがこの話には少し余談がある。当時のバブル崩壊前の様子と現在の相場が似ているという話である。

続きを読む ドラッケンミラー氏: 今の相場はドットコムバブル崩壊前に似ている

ロシア、西側の制裁でルーブルが上がりすぎて困り始める

2月末に始まったロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアの通貨ルーブルは、投資家のパニックによって一度急落した。

アメリカやEUなどがロシアに対する経済制裁を行ない、それによってロシア経済が窮地に陥ると西側の人々は考えたからである。

続きを読む ロシア、西側の制裁でルーブルが上がりすぎて困り始める

ドラッケンミラー氏: 今後6ヶ月でドル空売りへ

ジョージ・ソロス氏のSoros Fund Managementを率い、ポンド危機におけるポンド空売りで有名となったスタンレー・ドラッケンミラー氏が、Sohn Conferenceで今後のドル相場の見通しと空売りについて語っているので紹介したい。

続きを読む ドラッケンミラー氏: 今後6ヶ月でドル空売りへ

インフレに良く耐えているスイス、利上げ決定でスイスフラン急騰

FOMC会合などもあり少し遅くなったが、スイスフランに関して書いておこう。6月16日、スイスの中央銀行であるスイス国立銀行は政策決定会合で0.5%の利上げを決定し、政策金利はマイナス0.25%となった。

続きを読む インフレに良く耐えているスイス、利上げ決定でスイスフラン急騰

世界的インフレで豪ドルやカナダドルなど資源国通貨は買いか?

2020年に世界中が現金給付を行なった頃から筆者を含む投資家たちが警告してきた世界的なインフレが、ようやく一般の人々にも意識されるようになった。筆者に言わせれば今更の話なのだが、日用品の価格が高騰し、人々はようやく慌て始めている。

だが原料価格高騰で利益を受ける国もある。エネルギー資源や金属、農作物などを輸出する資源国である。

続きを読む 世界的インフレで豪ドルやカナダドルなど資源国通貨は買いか?

ロシア、金本位制の復活を検討: 紙幣からの逃避の始まり

ロシアのウラジミール・プーチン大統領の報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、プーチン氏がロシアの通貨ルーブルを金価格に対して固定することを議論していると明らかにした。いわゆる金本位制度の復活を示唆したということである。

続きを読む ロシア、金本位制の復活を検討: 紙幣からの逃避の始まり