2021年第2四半期のGDP速報値が発表され、実質GDP成長率は6.5%(前期比年率、以下同じ)となった。第1四半期の6.3%から少し加速した形となる。
続きを読む 絶好調に見えて実は満身創痍の第2四半期米国GDP「米国GDP」カテゴリーアーカイブ
第1四半期米国GDPは加速、コロナ前の水準を超えて上昇する個人消費の理由
2021年1-3月期の米国のGDP統計が発表され、実質経済成長率が前期比年率で6.4%となったことが分かった。前期の4.3%から更に加速している。アメリカのGDPは少なくとも数字の上ではコロナ禍による去年の落ち込みから急速に回復しているようである。
続きを読む 第1四半期米国GDPは加速、コロナ前の水準を超えて上昇する個人消費の理由米国GDPはコロナ禍から回復も低金利に依存、金利高騰で株価と共倒れへ
2020年第4四半期の米国GDP統計が発表されている。金融緩和と現金給付が行われたこともあり実質経済成長率は前期比年率で4.1%と世界的なロックダウンが行われた4-6月から着実に回復しているが、その成長は低金利に支えられたものとなっている。そして問題は金利が上がり始めていることである。
続きを読む 米国GDPはコロナ禍から回復も低金利に依存、金利高騰で株価と共倒れへアメリカの消費者は5月にもお金を使っていない
新型コロナの流行が世界的な話題になってから半年ほどになるが、先進国のほとんどでは本格的なロックダウンも解除され、投資家としては経済の一番落ち込んだ4月からのリバウンドの度合いが気になるところである。経済指標も5月のものが出揃っているが、アメリカ国民はどうやら消費活動に戻っていないらしい。
続きを読む アメリカの消費者は5月にもお金を使っていない新型コロナ、米国経済の景気後退はリーマンショックの倍以上か、第1四半期GDP速報
新型コロナウィルスの世界的流行が始まってから初めての米国のGDP速報値が発表された。投資家にとっては待ちに待った統計だが、2020年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率で-4.8%のマイナス成長となった。普段は季節調整の誤りを避けるために前年同期比のデータを伝えているが、前年同期比は急激な減速が数字に出るまで時間がかかるため、今回は前期比年率を採用する。
続きを読む 新型コロナ、米国経済の景気後退はリーマンショックの倍以上か、第1四半期GDP速報世界経済の成長は株価に依存している
世界経済が鈍化している。2018年に世界同時株安が起こったとき、実体経済はむしろ絶好調だった。しかしそれから1年が経過し、世界経済は本当に鈍化しつつある。
大手メディアでは、世界経済が鈍化し始めているから株価が急落したのだということになっている。しかし実際には因果関係が逆である。株価が下落したから世界経済が鈍化し始めたのである。
続きを読む 世界経済の成長は株価に依存しているアメリカ経済の好景気が量的緩和バブル崩壊の原因となる
世界同時株安が続いているが、中心となっているのはアメリカなので、アメリカの実体経済が今どうなっているかについて説明してしまおう。丁度良いタイミングで7-9月期のGDP速報値が発表されている。
ここの読者には周知の事実だが、アメリカの実体経済は非常に好調である。ただ、世の中では「経済が好調だから株価は大丈夫」などという妄言が流布されているようだが、まったくの嘘である。むしろ好調なアメリカ経済こそが世界同時株安の原因となったのである。
4-6月期アメリカGDPで株式市場崩壊のシナリオが近づいた
2018年第2四半期のアメリカ実質GDP成長率は2.85%(前年同期比)となり、前期確報値の2.58%から加速した。ただ、前期の確報値は速報値の2.86%から下方修正されているため、最近のアメリカGDP成長率は3%に届かない所で安定している感がある。
いつものようにGDPの分析をやっていくが、今回のデータで筆者は世界の株式市場の崩壊シナリオが近づいたと判断している。最後の結論のところに書いてあるので、楽しみにしながらそこまで読んでもらいたい。
アメリカGDPは2018年1-3月も絶好調、長期金利は年内上昇継続へ
2018年、アメリカの中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)が強力な金融引き締め政策を継続する中、株式市場は年内の高値をいまだ大きく下回って推移している。この状況が続くかどうかはアメリカの金融引き締めがいつまで続くかによると言えるが、アメリカのGDPを見る限り、この状況は年内ずっと続く可能性が高くなってきたようである。
アメリカの実体経済は絶好調、2017年10-12月期米国実質GDP
2017年最終四半期の実質GDP成長率は2.50%(前年同期比、以下同じ)となり、前期確報値の2.30%から更に加速した。この加速傾向は2016年から継続しており、アメリカ経済はまさに絶好調である。