7月28日に2022年4-6月期のアメリカGDP統計が発表され、実質GDP成長率は前年同期比(以下特筆しなければ同様)で1.6%となったが、前期比年率では-0.9%のマイナス成長となり、第1四半期と合わせて2期連続のマイナス成長となったため、定義上景気後退ということになった。つまりアメリカ経済は縮小している。
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6月のアメリカのインフレ率、遂に9.0%に
アメリカ発の世界的な物価高騰が問題となっている中、注目の最新の消費者物価指数のデータが公表され、6月のアメリカのインフレ率は前年同月比(以下同じ)で9.0%の物価上昇となった。ついに9%台である。
続きを読む 6月のアメリカのインフレ率、遂に9.0%に5月の米インフレ率が予想以上の加速、株価急落
物価高騰で株式市場が下落を続けるなか、注目のアメリカCPI(消費者物価指数)が発表され、5月のインフレ率は市場予想を上回る8.5%(前年同月比)となった。この数字を受け株式市場は再び急落している。
続きを読む 5月の米インフレ率が予想以上の加速、株価急落ソロスファンド: 景気後退はまだ来ない
引き続き、ジョージ・ソロス氏のSoros Fund ManagementのCEOを務めるドーン・フィッツパトリック女史のBloombergによるインタビューである。今回はインフレと景気後退について彼女が興味深いことを語っている部分を取り上げたい。
続きを読む ソロスファンド: 景気後退はまだ来ないアメリカの4月のインフレ率、予想上回る 株価は下落
アメリカの物価高騰が株式市場をも揺るがすなか、注目の最新の消費者物価指数が発表された。4月のアメリカのインフレ率は8.2%(前年同月比)となった。
続きを読む アメリカの4月のインフレ率、予想上回る 株価は下落現金給付の弾切れで急減速するアメリカ経済、2022年第1四半期GDP
2022年1-3月期のアメリカGDP統計が発表された。実質経済成長率は3.6%の成長(前年同期比、以下同じ)と前期の5.5%から急減速した。株価が不安定になるなかで、実体経済が失速する様子が数字に出ている。
続きを読む 現金給付の弾切れで急減速するアメリカ経済、2022年第1四半期GDPアメリカの住宅価格が2月に19.8%上昇、再上昇開始
4月26日に最新のアメリカのケース・シラー住宅価格指数が発表され、2月の住宅価格は前年同月比で19.8%の上昇となった。ほとんど20%の住宅価格高騰である。
続きを読む アメリカの住宅価格が2月に19.8%上昇、再上昇開始3月のアメリカのインフレ率は遂に8.6%に
米国時間4月12日にアメリカの最新のCPI(消費者物価指数)統計が発表され、3月のインフレ率は遂に8.6%となった。
続きを読む 3月のアメリカのインフレ率は遂に8.6%に金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろう
最新のケース・シラー住宅価格指数によれば、アメリカの1月の住宅価格は前年同月比で19.2%の上昇となり、12月の18.9%から僅かに加速した。
これは当然時間差で家賃にも波及するため、アメリカの消費者がインフレに苦しむ様子が見て取れる。そしてこの時間差ということが今回の記事のテーマである。住宅価格から派生して金融引き締めが株価にどういう影響を及ぼすかについて論じたい。
続きを読む 金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろうアメリカの消費者はインフレで貯金を削ってものを買い漁っている
アメリカの物価高騰が止まらない。最新のインフレ率は7.9%だが、これは2月のデータなのでウクライナ危機による物価上昇分を含んでいない。
インフレの中、アメリカの消費者はどう行動しているのだろうか? それを分析するために有用な統計の1つが貯蓄率である。
続きを読む アメリカの消費者はインフレで貯金を削ってものを買い漁っている