中東諸国などで構成されるOPECを中心とした産油国の集まりであるOPEC+が原油の減産を決定したことで、原油価格が急騰している。これについて各国の政治家たちがコメントしているので取り上げたい。
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2023年はコモディティ底値買いの年: 原油、天然ガス、農作物、金相場の推移予想
前回の記事では2023年の著名投資家らの金融市場予想について纏めた。
ただ、その中で金属やエネルギー資源、農作物などのコモディティ銘柄については詳しくは触れていなかったので、今回はコモディティについて書きたい。
続きを読む 2023年はコモディティ底値買いの年: 原油、天然ガス、農作物、金相場の推移予想ポジャール氏: 原油価格下落は一時的、高騰再開のリスク
クレディ・スイスの短期金利ストラテジストであるゾルタン・ポジャール氏が最新のアナリストレポートで最近の原油価格の下落に異を唱えている。彼によれば原油価格の下落は一時的なもので、実際には原油は世界的に不足しているという。
続きを読む ポジャール氏: 原油価格下落は一時的、高騰再開のリスクハイエク: コストプッシュ型インフレは政府の責任回避の言い訳に過ぎない
今回の記事では20世紀最大の経済学者、フリードリヒ・フォン・ハイエク氏の『貨幣発行自由化論』より、いわゆるコストプッシュインフレについて書かれた箇所を紹介したい。
この本は何度読んでも2022年のために書かれた本にしか見えない。
続きを読む ハイエク: コストプッシュ型インフレは政府の責任回避の言い訳に過ぎないガンドラック氏: 株式も債券も下落する相場で何に投資すべきか
物価高騰を抑制するためにアメリカのFed(連邦準備制度)が金融引き締めを開始して以来、金融市場ではあらゆるものが下落している。利上げで株式も債券も両方下落するので、分散と思って両方買った投資家は酷い目に遭っている。
こういう相場では何に投資をすれば良いのか。DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏がThe Market NZZのインタビューで説明している。
続きを読む ガンドラック氏: 株式も債券も下落する相場で何に投資すべきか景気後退懸念でコモディティ急落、インフレ第1波ピークへの第一歩
アメリカのインフレ率が9%に到達する中、コモディティ市場が急落している。
物価高騰の最中、何故エネルギー資源や金属や農作物などのコモディティが下落するのかと思うかもしれないが、まずそこから説明しよう。
続きを読む 景気後退懸念でコモディティ急落、インフレ第1波ピークへの第一歩1974年の物価高騰で株価が暴落した時、ゴールドや原油などはどう動いたか?
インフレと株価暴落が同時に起こっている。金属やエネルギー資源、農作物などのコモディティ銘柄にとって、物価高騰は価格上昇要因だが、株安は下落要因である。
続きを読む 1974年の物価高騰で株価が暴落した時、ゴールドや原油などはどう動いたか?下落相場でコモディティはどう動くか? 2018年世界同時株安の事例
アメリカでは物価高騰が止まらず中央銀行が金融引き締めを続けており、これまで金融緩和で支えられてきた株価は下落している。
続きを読む 下落相場でコモディティはどう動くか? 2018年世界同時株安の事例制裁で安くなったロシア産原油、欧米に転売される
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、日本を含む欧米諸国はロシア産のエネルギー資源の禁輸を行なっている。
これまで述べてきた通り、西側によるこうした措置でロシアは損をするどころかむしろ儲かっているのだが、今回の記事ではその内幕を詳しく見てみたい。
続きを読む 制裁で安くなったロシア産原油、欧米に転売されるEU、ロシア産原油を禁輸、パイプライン経由は除外 ソロス氏の警告届かず
ロシアによるウクライナ侵攻が続いていることを受け、EUはロシア産原油の禁輸でついに合意したものの、パイプライン経由で輸入するものについては禁輸から除外するとした。
ここの読者ならもうお分かりだと思うが、またEUは自殺的手段を選んでしまった。残念ながらこの決定はEUの首を絞めるだけでロシア経済には何の効果も及ぼさない。
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