「米国の債券市場」カテゴリーアーカイブ

ガンドラック氏: コロナ後の緩和のやり過ぎで7%上がったインフレ率、引き締めのやり過ぎで15%下落する可能性

DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏がThe Market NZZのインタビューで、Fed(連邦準備制度)の今後の利上げについての債券市場の奇妙な織り込み方について語っている。

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米国の量的引き締め、今月から2018年世界同時株安の時の2倍の規模に拡大

世界的なインフレ抑制のため、アメリカのFed(連邦準備制度)は現在2つの金融引き締め政策を行なっている。1つは政策金利を上昇させる利上げであり、もう1つは量的緩和で拡大したバランスシートを逆に縮小させる量的引き締めである。

そしてもう忘れている人もいるかもしれないが、9月から量的引き締めの規模が2倍になる。

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パウエル議長のジャクソンホールでの講演で株価が急落した理由

8月26日、Fed(連邦準備制度)のパウエル議長がジャクソンホール会議において講演を行ない、それを受けて米国株が急落している。株式市場にとってはサプライズだったようだが、筆者はあまり驚かなかった。まずはパウエル氏の話の内容から見てゆきたい。

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ポール・ボルカー氏、1980年のインフレ打倒がどれだけ厳しかったかを語る

世間がようやく物価高騰について騒ぎ始める中、金融市場ではインフレ第1波収束の兆しが見られる。

それでインフレは何事もなく収まるのだろうか? 今こそ1970年代に始まり、1980年代の初めにようやく収まったアメリカの物価高騰時代について見直してみるべきだろう。

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サマーズ氏: アメリカの住宅バブル継続でインフレ上昇へ

アメリカ発の世界的な物価高騰が話題となる中で、インフレ率の先行きについて専門家らが様々なことを言っている。アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏は去年からインフレを警告してきた1人であり、今なおインフレを警告し続けている。

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マネーサプライ縮小でインフレ第1波は終了へ

世界的なインフレが話題になっているが、ここの読者にとっては2年前から議論されている古い話である。

そして世間がインフレについて話し始めた2022年、ここではインフレ終了について様々な観点で話し始めているが、今回はマネーサプライの話である。

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ポジャール氏: 政策金利は5%以上に上がって景気後退ではなく恐慌を引き起こす

金融市場ではアメリカの利上げが何処で止まるのかということが議論になっているが、クレディ・スイスの短期金利ストラテジスト、ゾルタン・ポジャール氏(※ハンガリー語の発音に従い「ポズサー」氏から訂正しました)は利上げがまだ半分も終わっていないと考えているようだ。

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世界最大のヘッジファンド: 気候変動への対処は犠牲が大きすぎる

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がFOX Businessのインタビューで脱炭素政策のコストと財政赤字のもたらす結果について語っている。

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