「債券市場」カテゴリーアーカイブ

ますます流動性相場の様相を見せる世界の金融市場

連日報じている通り、世界のあらゆる金融市場は画一的な動きを見せるようになっている。例えば米国株と原油価格がこれほど密接な相関関係を見せるのは、その2つの市場がともに急騰しともに暴落した2008年以来のことである。そしてその相関はメジャーな市場だけではなく、ビットコインなどの価格動向にも及んでいる。

何度も書いている通り、この奇妙な相関関係に着目することは今後の金融相場を予想する上で非常に重要になる。

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米国金利上昇にもかかわらずドルが下落している理由

アメリカの金融政策を決定するFed(連邦準備制度)の利上げとバランスシート縮小という金融政策によってアメリカの長期金利が上昇し、株式市場も不安定になる中、ドルが下落している。為替相場の教科書では、金利が上昇する国の通貨は高金利を求める資金が流入することで上昇することになっているが、2018年には逆の現象となっている。

その原因は様々な批評家が様々な推測をしているが、どれも的を射ていないように思う。遅くはなってしまったが、筆者はその原因にようやく確信が持てたので、この記事で検証してみたい。

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ジム・ロジャーズ氏、ジャンク債下落予想が的中も大損失

これまで書いてきた通り、ここでは昨年から金融引き締め相場におけるジャンク債の下落を予想し、そして2月の世界同時株安でそれは的中した。

しかし筆者の他にジャンク債の下落を的中させた人物がいる。かつてジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げた投資家ジム・ロジャーズ氏である。

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世界同時株安: 今後の大きな資金の流れを解説する

2018年2月初頭に始まったアメリカ発の世界同時株安だが、今後の動向を予測するためにはアメリカの(あるいは日本の)株式市場だけを見ていてはどうにもならない。根本的な原因となったアメリカ長期金利のチャートを見ることも勿論大事だが、それだけでもこの状況の全体図を見ることは出来ないのである。

したがって、この記事では世界中の様々な金融市場のチャートを見比べた上で、世界の資金の大きな流れがどうなっているのか、それが今後どのようになってゆくのかを解説したい。

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パウエル議長が就任後初のスピーチ、世界同時株安は無視して利上げ継続へ

アメリカ発の世界同時株安が進んでいる。株価下落の原因は、これまで報じている通りアメリカ長期金利の上昇によって投資家の資金が株式から金利の上がった国債に流出したことである。

したがって市場の関心は、利上げとバランスシート縮小という金融引き締め政策を開始したイエレン前議長の後を引き継いだFed(連邦準備制度)のジェローム・パウエル新議長がこの市場下落にどう対応するかということだが、そのパウエル議長が就任後初の講演を行った。Fedの議長の講演は金融政策決定会合(FOMC会合)の声明文と同じように今後の金融政策の手がかりを示すものであるので、声明文と同じようにレビューしてゆきたい。

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世界同時株安はまだ下落の余地がある

2月の初めよりアメリカ初の世界同時株安が続いている。米国株は高値から10%ほど急落し、日経平均など他の国の株価指数もほとんどが下落となっている。

株式投資家にとっての関心事は、当然ながら今後の株式市場の動向ということになる。明日や明後日の株価を正確に予想することは出来ないが、中期的な予想についてはある程度の道筋を示すことが出来るだろう。以下に説明したい。

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ガントラック氏: 世界同時株安は数日では終わらない

トランプ相場の初期を正確に予測した著名債券投資家のガントラック氏が、最近のアメリカ発の世界同時株安がしばらく続くとの相場観を公表した。Reuters(原文英語)が伝えている。

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2018年2月アメリカ発世界同時株安の意外な理由

2018年2月2日、米国株が急落した。その次の営業日となった2月5日には更に下落幅を拡大し、1日で4%以上も下がった。この流れは日本株にも波及し、以後日経平均も同じような下げとなった。

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ガントラック氏: ジャンク債は死んだ、長期金利は3%を超えても上昇が不十分

著名債券投資家のジェフリー・ガントラック氏が債券市場一般に死刑宣告をしている。つまりは金利が上昇するということである。

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1月FOMC会合結果、声明文は明確にタカ派、3月にリスクあり

1月30日から31日、アメリカの中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)はFOMC会合を開き、政策金利を維持することを決定した。金利維持は市場の予想通りだが、これでFedの主張する2018年に4回の利上げを達成するためには3月の会合での利上げがほぼ必要となる形になった。

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