フランス大統領選挙の決選投票の日程が現地時間5月7日に迫っている。決選投票では親EU、親グローバリズムのマクロン氏と、反EU、反グローバリズムのルペン氏が争うことになっているが、焦点となっているのは第一回投票で敗北したフィヨン氏やメランション氏などの候補の支持者が、どちらの候補に投票するかということである。
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フランス大統領選挙: ルペン氏の人柄を示す痛烈な皮肉発言一覧
フランス大統領選挙の候補マリーヌ・ル・ペン氏については日本の読者も耳にしているだろうが、彼女がどういう人物なのかを詳しく知っている人は少ないかもしれない。反EU、反グローバリズムという彼女の政策、選挙公約も重要ではあるが、今回の記事ではより彼女の人物像に迫る彼女の発言を纏めてみたいと思う。
トランプ政権で個人消費減速も企業活動は活発化、2017年第1四半期米国GDP
2017年1-3月期の米国GDP統計速報値が公表された。トランプ政権にとって最初の四半期となり、選挙公約となっていた経済政策はまだ実行されていないものの、政策への期待が金融市場や企業活動、消費行動への影響が現れた経済統計であると言える。
ガントラック氏: 長期金利は2%以下まで下落する
トランプ相場における長期金利の動きを見事に当て続けてきた債券投資家のガントラック氏が、長期金利のさらなる下落を予想している。アメリカの長期金利が更に下落するということは、ドルの下落、そして間接的には金価格の上昇を意味している。
フランス大統領選挙結果速報: マクロン氏とルペン氏が決選投票へ
4月23日に行われたフランス大統領選挙の第一回投票では、親EUで移民推進派のマクロン氏と反EUで反移民の国民戦線ルペン氏が当選確実となり、決選投票に進む見通しとなった。フランス内務省の開票速報をロイターなどが伝えている。
フランス大統領選挙: 反移民政党を未だに「極右」と呼ぶメディアの愚かさ
フランス大統領選挙について、選挙戦の推移や各候補者の公約などについては様々な人々が取り上げているから割愛するが、今回の記事で言いたいことは一つである。反移民、反EUを掲げる国民戦線の大統領候補ルペン氏について取り上げたメディアの報道を並べてみよう。
世界最大のヘッジファンドが個人投資家に助言する
世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏がBusiness Insiderのインタビュー(原文英語)に答え、一問一答形式で個人投資家へのアドバイスを行なっている。なかなか面白い内容となっているので、ここに紹介したい。
トランプ相場で沈み始めた個人消費、貯蓄率が語るアメリカ消費者の財布の紐
金融市場でトランプ政権の経済政策への期待が剥落してゆくなか、ドルは下落し、米国株も上昇を躊躇するようになっている。
しかし、いずれにしても経済政策が実現するのは少なくとも数ヶ月か半年は先のことであり、投資家にとって当面重要なのは、それまでにアメリカの実体経済はどうなってゆくのかということである。
遠からず発表されるGDP統計に先立ち、トランプ相場が始まってから数ヶ月分の経済統計が発表されているので、そちらを眺めることでアメリカの経済成長の行方を先取りしたい。
ビル・グロス氏: 米国株もジャンク債も高過ぎる、経済成長は過去のもの
債券王ビル・グロス氏がトランプ相場で株高、金利高となった金融市場に警鐘を鳴らしている。
もう一人の著名債券投資家ガントラック氏もトランプ相場の巻き戻しを予想しているように、金融市場はトランプ政権の政策実行能力を疑問視し始めているなか、グロス氏はより長期的な視点から警告している。
娘のイヴァンカ氏、トランプ大統領にシリア攻撃を指示、反対した「極右」バノン氏は左遷へ
米国のトランプ政権はシリアにミサイル攻撃を行なった。トランプ大統領のこれまでの主張と矛盾するものだが、そうなった経緯については前の記事で説明した。
これに反対したのがトランプ政権の首席戦略官で、米国の大手メディアに極右の危険人物と呼ばれたスティーブ・バノン氏である。