Micron (NASDAQ:MU)は決算を無事通過、売上・利益ともに市場予想上回る

Micron Technology (NASDAQ:MU)は4月1日の引け後に決算を発表した。売上高は$4,166MM、純利益は$934MM、1株当たり純利益は$0.78となり、前年同期の数字(売上高$4,107MM、純利益$731MM、一株当たり純利益$0.61)を上回った。

この数字は市場予想であった売上高41.5億ドル、1株当たり純利益0.73ドルを上回った。今年に入ってからの売りを正当化できない内容であり、買い方は安心して良いだろう。

Micronの株価は主に、次のiPhoneのDRAMの半分をSamsungが受注するのではないかというKorea Timesの記事や、競合他社であるSanDiskが売上高を下方修正したことによって押し下げられてきたが、目先の不安は払拭された形となり、実績P/Eが8.05(アフターマーケット後の株価で計算)となった今、本日以降のマーケットでも株価が上がらないようであれば買い場となる。

発表を受け、アフターマーケットで株価は一時5%高である$28.63まで上げたが、その後前日比-1.25%の$26.79まで売り崩された。

決算後のアフターマーケットの値動きを洞察することにはあまり意味は無いが、恐らくは決算に問題が無かったことで無条件の買いを入れた層が居たところに、これまでの下げで辟易としていた層が5%の上昇を見て売りに走ったのではないかと思う。投資家が辟易として、付き合いきれないと見捨てたところが底入れの近いサインである。

とりあえずの短期的リスクが払拭されて個人的にも安心している。インサイダーでない限り、決算のリスクはどれほどリサーチをしても完全には消すことができないからである。相場全体では大きく上げたり下げたりが続くが、こういう短期的な値動きには付き合わず、これまでに決定してきた2015年の相場観に従って作ったポジションをただ維持するのみである。