フランス大統領選挙結果速報: マクロン氏とルペン氏が決選投票へ

4月23日に行われたフランス大統領選挙の第一回投票では、親EUで移民推進派のマクロン氏と反EUで反移民の国民戦線ルペン氏が当選確実となり、決選投票に進む見通しとなった。フランス内務省の開票速報をロイターなどが伝えている。

得票率は速報時点でマクロン氏が23.11%、ルペン氏が23.08%となり、選挙戦終盤の追い上げが報じられていた反EU左派のメランション氏は決選投票へ進めない見通し。

この結果を受け、為替相場では週末のレートに比べてユーロが上昇、円はリスクオフの撤回を受けて円安に推移している。以下はユーロドルのチャートである。

以下はドル円のチャートである。

決選投票ではマクロン氏かルペン氏かが正式にフランス大統領に選ばれるわけだが、フランス大統領選挙では伝統的に決選投票では不確実性の低い候補が選ばれる傾向があり、反EU、反移民のルペン氏が速報のまま第一回投票でさえ一位を取れない状況となると、決選投票でマクロン氏を上回ることは尚更難しいということになる。

これまでのEUと加盟国との間の軋轢については以下の記事を参照。