NVIDIAの次のAI銘柄Lumentum、予想上回る決算で株価は推奨時から60%高騰

ここの記事ではNVIDIAの株価上昇を的中させた後、その次のAI銘柄としてCoherentとLumentumを推奨していたが、11月7日にLumentumが決算を発表し株価が1日で13.9%上昇している。

AI銘柄の株価上昇

ここ最近、個別銘柄の推奨が当たり過ぎている。去年推奨の銘柄はNVIDIAだったが、AIの複雑な計算を処理するGPUを製造しているNVIDIAのその後のパフォーマンスについては、米国株を見ている投資家ならば誰でも知っているだろう。

AIの脳そのものを作っている会社なのだから当たり前だろう。

CoherentとLumentum

その後、NVIDIAが去年ほどの割安水準ではなくなったという理由で筆者は別のAI銘柄に乗り換えた。それが光ファイバーの中を通る光信号をデータに変換する光トランシーバーを製造しているCoherent(業界1位)とLumentum(業界2位)である。

何故光トランシーバーがAI銘柄なのかと言えば、AIはNVIDIAの作るGPUを並列処理させることが求められるので、GPU間のデータの通信速度が非常に重要であり、AIに対応しているデータセンターは高速な光トランシーバーを買い漁る必要性に迫られているのである。

それで光トランシーバーの売上高成長率はNVIDIA並みになっている。それでいて株価はNVIDIAよりもかなり割安だった。その後Coherentの株価が25%上昇したところで書いた記事には次のように述べておいた。

CoherentとLumentumに関する見通しは今のところ的中している。去年のNVIDIAと同じような状況になっていたのだから、当たり前と言えば当たり前である。

Lumentumの好決算

それで今回はLumentumの決算である。CoherentとLumentumを推奨してから初めての決算だが、素晴らしいスタートになったと言えるだろう。

Lumentumの7-9月期の売上高は3.4億ドルとなり、アナリスト予想の3.2億ドルを上回った。次の四半期の売上予想は3.8億ドルから4.0億ドルとなっており、アナリスト予想平均の3.5億ドルどころか予想最高値の3.76億ドルを更に上回る自社予想となっている。

他のAI銘柄の決算を見ていればAI需要が市場予想を上回っているのは分かっていたが、株主としては嬉しい結果と言えるだろう。当然株価は上がっており、決算の日には13.9%の上昇となった。

これで8月の推奨記事の時から61%の株価上昇ということになる。

3ヶ月ほどの投資成果としてはなかなか悪くないのではないだろうか。

結論

ちなみにCoherentも当然上がっているが、こちらは決算はまだである。

Coherentは業界1位だが、売上高に占める光トランシーバーの割合はLumentumの方が大きく、どちらも甲乙つけがたい銘柄である。

ちなみにアナリスト予想平均に基づけばLumentumは急激な利益上昇により2026年には利益上昇率が131%、株価収益率は23倍となると予想されており、異常な成長率にもかかわらず普通の株価収益率となっている(去年のNVIDIAと同じである)のだが、この数字は今回の決算発表を加味していないものなので、もうすぐ更に上方修正されるだろう。

ということで、筆者の推し銘柄の1つLumentumの決算発表を報じてみた。推奨後61%の株価上昇という十分過ぎるパフォーマンスなのだが、恐らくあと数十パーセントは上がるはずである。