アメリカ人にとっては長い一日が終わった。2016年のアメリカ大統領選挙はドナルド・トランプ氏の勝利となった。まだ各州の開票は続いているが、トランプ氏がペンシルバニアの20票を得たことでトランプ氏の得票数が274票となり、当選に必要な270票を上回った。ドナルド・トランプ氏が2017年からのアメリカ大統領となる。
投票日の情勢と事前の世論調査
これまでの経緯を纏めておこう。事前の世論調査ではクリントン氏の優勢が伝えられていたが、メディアが報じているほどではないことを説明しておいた。
初期の開票結果はクリントン氏優勢を示すものだった。
しかし開票が進むにつれてトランプ氏が盛り返した。
娘のイヴァンカ・トランプ氏も最後まで父の支援を訴えた。彼女の良識ある人柄は女性票の獲得に貢献したことだろう。
一方で左翼的な政治活動で有名な投資家のジョージ・ソロス氏はトランプ氏への反感を表明していた。今回の選挙はこうした既得権益層や政治活動家への反感の結果であると言える。
トランプ氏の大統領選挙勝利を受けて金融市場は大いに荒れている。わたしのポートフォリオは大いに潤っているが、トランプ大統領は個人的には株高要因と思う。今後の推移を見守ろう。