つい先日もミュンヘンにおけるイラン人の銃乱射事件について報じたばかりであるが、ほとんど時間が経たない間にまた2件の移民関連の殺人事件を報じなければならない。
先ず1件目だが、7月24日、ドイツ南部ロイトリンゲンで21歳のシリア難民がケバブ屋でなたを振り回し、ポーランド人の妊婦を殺害、他2人が負傷した(The Guardian、原文英語)。この難民申請者は過去にも傷害事件を起こしており、警察にも知られた存在であったという。
そしてもう1件は同日に起こっている。7月24日、同じくドイツ南部のアンスバッハでシリア人難民申請者が音楽祭への入場を断られた後自爆、12人が負傷した。犯人は入場券を持っていなかった(Telegraph、原文英語)。
このアンスバッハの事件についてはヨーロッパのマスコミが当初「ガス爆発」「爆発でシリア難民が死亡」と報じ、ネット上では偏向報道への非難が飛び交っている。マスコミ含む産業界の移民支持派はもう何でもありである。彼らはそこまでして安い労働力がほしいのか。人を殺して金儲けを企む人間が世界にどれほど多いことだろう。
2週間で5件の移民による殺傷事件
これでヨーロッパでは2週間に満たない短期間の間に5件の移民による殺傷事件があったことになる。こうした事件を数字で表すのには抵抗があるが、あまりに頻繁に起こるのですべてを詳細に報じることは出来ていない。
以下、7月14日のニースで84人が死亡した事件から順に時系列を並べてある。記事として取り上げていない事件もあるが、すべて取り上げていればそれだけでここの記事が埋まってしまう。
7月14日
7月18日
ドイツ南部のヴュルツブルクで17歳のアフガニスタン人難民申請者が「アッラー・アクバル」と叫んで列車内で斧を振り回す、4人重軽傷(産経)。
7月22日
7月24日
ドイツ南部のロイトリンゲンで21歳のシリア難民がなたでポーランド人女性を殺害、他2人負傷。
7月24日
ドイツ南部のアンスバッハで行われた音楽祭の付近でシリア人難民申請者が自爆、12人負傷。
ヨーロッパ移民問題の本質
それぞれが痛ましい事件の数々であり、このように単に羅列することに躊躇を覚えるが、これらの事件の本質的問題は、こうした事件が必ずしもISIS (イスラム国)に関連したものではなく、単なる中東系の移民によって起こされているという事実である。
彼らは何故ヨーロッパで人を殺すのか? ヨーロッパ移民問題の本質は、そもそもヨーロッパに移民受け入れの経済的能力がなく、向こう見ずな難民受け入れは亡くなった犠牲者の方々のみならず、移民自身にとっても不幸な人生をもたらす結果にしかならないことにあるということは、以下の記事で詳説した。
移民賛成派は現実を何も見ていない。彼らは移民さえ見てない。可哀想な難民を受け入れる自分を演じられて彼らはさぞ幸福だろう。被害者はこうしたテロ事件の犠牲者と、そして移民たちである。自分の勝手な主義主張のためにあまりに多くの人々に不幸をもたらす気分はどのようなものなのか。知りたくもないものである。