以前に紹介した銘柄のレビューである。
金曜に5.46%急騰し579円。出来高はかなり増えている。空売り残高報告によれば、ゴールドマンは4日までに売り増し、ポジションは発行済み株式の4.51%まで膨らんだ。ドイツ銀行も3日の数字で1.5%まで売り増しているから、金曜日には踏み上げられたことになる。問題は、この急騰が売り方の買い戻しであるのか、買い方の大口買いであるのかであるが、情報はまだ出ていない。前者であれば買い方も少しポジションを減らして良いが、後者であれば、強気のまま臨んでも良いだろう。売り方の買戻しがどれだけ想定されるかは、ポジションの大きさを決める重要な要素である。
2日に急騰した分が大きく、買値にもよるが、紹介記事後に買った投資家は5%ほどの含み益になっているはずである。量的緩和の状況下で不動産価格が下落することは非常に想定しがたい。つまり不動産銘柄は割安であれば買いなのである。このスタンスが変わるときは、日銀の態度が変化するときである。
ECBの緩和決定後の2日間で急騰、€110.95。紹介時の株価から10%以上の上昇となった。一番の買い時は過ぎたかもしれないが、ベルリンの不動産株と比べればいまだ割安である。
日本の原発再稼働への不安感から、ここ1ヶ月ほど他の国のウラン関連銘柄は非常に軟調となるなか、CNNCは横ばいからやや上向き始めた。日本やフランスでの原発事情のリスクを避け、中国の銘柄を選んだのは正しかったようである。あくまで長期投資用の銘柄であるから、短期的なボラティリティに注意してポジションを維持したい。