アメリカ大統領選、トランプ氏がフロリダなど激戦州で優勢 再選路線か

引き続き2020年アメリカ大統領選挙の速報である。アメリカでは開票が進んでおり、結果はリアルタイムで揺れ動いているが、開票結果を眺めている限り現状ではトランプ氏が優勢となっている。

激戦州の動向

前回の記事で説明した通り、大統領選挙では各州に票数が割り当てられており、ほとんどの州で勝者が州の票を総取りする方式が採用されている。

大半の州は共和党支持か民主党支持かが決まっているため、年によって結果が動く少数の激戦州の動向が重要になるということは説明した通りである。

そして最重要とされていたフロリダ(29票)で開票が93%まで終了し、得票率51.2%対47.7%でトランプ大統領が優勢となっている。ほぼ勝利確実となったと言って良いだろう。

その他トランプ大統領が優勢となっている州は以下の通り(括弧内は票数)である。

  • テキサス州(38票)
  • フロリダ州(29票)
  • ペンシルバニア州(20票)
  • オハイオ州(18票)
  • ジョージア州(16票)
  • ミシガン州(開票序盤 16票)
  • ウィスコンシン州(開票序盤 10票)

一方で、バイデン氏が優勢な州は以下の通りである。

  • ノースカロライナ州(15票)
  • ミネソタ州(10票)

トランプ大統領再選か

この現状をどう見るかだが、元々民主党が優勢なカリフォルニア州(55票)などの固定票の影響でトランプ大統領は激戦州で大勝する必要があるものの、開票結果を見る限りでは今のところ再選路線で状況が進んでいるように見える。

少なくとも大手メディアの偏向報道で伝えられていたようなバイデン氏圧勝の構図とは全く違った状況となっていることだけは伝えておきたい。2016年にヒラリー・クリントン氏優勢を伝えていたメディアは本当に何も学んでいないようである。前回の大統領選の記事をもう一度挙げておこう。

今が当時と全く同じ状況であることが分かってもらえるだろう。大統領選がどちらに転ぶかはまだ流動的だが、大手メディアの情報など何の役にも立たないということだけは確かなようである。国民もいい加減に騙されるのを止めてはいかがか。