昨年11月以来、トランプ相場の予想を的中させ続けている債券投資家ガントラック氏がTwitter(原文英語)で大手メディアの報道を揶揄している。短いが少し面白かったので紹介しておきたい。
英語圏ではメディアの報じている記事や話題のことを”story”と呼ぶことがある。トランプ政権のロシア疑惑などの”story”というわけである。
ガントラック氏はこうした言葉の使われ方を踏まえた上で、この英語の使用を揶揄した。
何故メディアの報道を「story」と呼ぶのか? ああ、そうだ、確かにそれは「story」だ。
そしてガントラック氏は辞書による単語の定義を引用する。
Merriam-Webster辞典による”story”の定義:小説よりも短いフィクションの物語のこと。
昨年以来、大手メディアが正論や有権者の見解などを無視して自分の政治的主張だけを公共の電波に載せた結果、イギリスのBrexitやトランプ氏の大統領選勝利などを完全に予測し損なったメディアへの不信感は高まっている。最近でもCNNの記事でっち上げなどが話題になった。
そして選挙に負けそうになっている側は、メディアを通じた情報操作の効力が薄まっていることに気付くや否や、自分に同意しない人々を口封じすることに躍起になっている。
言論統制などあまりにドイツらしいではないか。これがブラックジョークではないところが怖ろしいのである。