フランス大統領選挙について、選挙戦の推移や各候補者の公約などについては様々な人々が取り上げているから割愛するが、今回の記事で言いたいことは一つである。反移民、反EUを掲げる国民戦線の大統領候補ルペン氏について取り上げたメディアの報道を並べてみよう。
ロイター
ハフィントンポスト
NEWSWEEK
毎日新聞
ヨーロッパではルペン氏に限らず、反移民を掲げる政治家は一様に極右のレッテルを貼られている。
メディアによれば、ヨーロッパで多くの人々が亡くなり、多くの女性が性的暴行を受けた原因となった移民政策に反対する人々は極右であるらしい。ヨーロッパの現状についてはもう長らく繰り返し伝えてきた。
しかし多国籍企業から金を貰っているメディアは、安価な労働力が欲しいためだけに移民政策によるこうした混乱を増幅させようとするスターバックスやユニクロのような偽善企業の味方をして、移民政策を支援しようとするのである。
また、ルペン氏が極右と呼ばれるもう一つの理由は彼女の反EU的主張にあるが、EUという偽善組織についてもこれまで何度も報じている。
メディアの愚かさについてはもう何も言わない。勝手に続けると良いだろう。その行く末は、元々ほとんど残っていない大手メディアへの社会的信用が、限りなくゼロに向けて下降してゆくだけのことである。