開票結果速報: オハイオ、ノースキャロライナなどのスイング・ステートでトランプ氏が逆転

引き続きアメリカ大統領選挙の開票速報を伝えてゆく。ドナルド・トランプ氏が大統領に当選するためにはトランプ氏寄りの州を一つも落とさず、そしてフロリダなどヒラリー・クリントン氏寄りの州をいくつか覆す必要があるが、初期の開票結果ではクリントン氏優勢となっていたトランプ氏寄りの州、オハイオやノースキャロライナなどでトランプ氏の逆転が伝えられた。

ヒラリー・クリントン氏寄りとされていたフロリダでトランプ氏の優勢が既に伝えられているので、このままの状況が続けばトランプ氏が大統領選に勝利する可能性がかなり高くなる。オハイオ、ノースキャロライナ、フロリダの支持率の状況は以下のようになっている。数字は各州の持つ票数、トランプ氏の支持率、クリントン氏の支持率、開票率の順である。

  • オハイオ (18): 52.3% vs 43.5% (46%)
  • ノースキャロライナ (15): 49.8% vs 47.6% (53%)
  • フロリダ (29): 49.2% vs 47.7% (94%)

この他にも全米の結果を決めるとされている激戦州(スイング・ステート)のうち、ジョージア (16)、ミシガン (16)、バージニア (13)、ニューハンプシャー (4)が支持率でトランプ氏優勢となっており、ペンシルバニア (20)、コロラド (9)などがクリントン氏優勢となっている。

トランプ氏はクリントン氏寄りのスイング・ステートをすべて覆す必要はなく、このまま行けばトランプ氏の当選となりそうな気配である。トランプ氏がどの州で勝たなければならないのかについては以下の記事を参考にしてほしい。

開票結果をずっと眺めている観点から言えば、どうやら開票が進めば進むほどトランプ氏優勢の色が濃くなってゆくようである。これは恐らく、一部のクリントン氏支持者は最初から心を決めており、早々と投票を済ませる一方で、トランプ氏の支持者には最後まで悩んだ結果トランプ氏に投票する有権者が多いからだろう。引き続き大統領選挙の開票結果の速報を伝えてゆくつもりである。