easyJet (LSE:EZJ)
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ポルトガルの銀行に関する損失隠しが明らかになったことで、欧州市場は荒れているが、お陰でいくつかの優良銘柄が割安な価格まで下げてきている。イギリスの格安航空会社であるeasyJetはその一つで、4月に18近かったP/E(株価収益率)は現在12台後半で推移している。ロングポジションをすぐに始めるべき水準かどうかは投資家の判断によるだろうが、購入が安全な価格帯まで落ちてくる可能性があるので早めに紹介する。
概要
easyJetは欧州全体に路線を展開するイギリスの格安航空会社である。ロンドンやパリ、ベルリンなどの都市圏のみならず、ヴェネツィアやマジョルカ島などのホリデーリゾートにも路線を持つ。全路線の一覧は公式サイトのルートマップから確認できる。
ヨーロッパは格安航空のメッカであり、アメリカやアジアに比べて普及も進んでいる。中でも有名であるのがRyanairとeasyJetであるが、徹底して安価なフライトを提供するRyanairとは違い、easyJetは通常のフライトと同じ利便性を維持しながら低価格を実現している。例えば、easyJetはRyanairが使うような都心部から極端に離れた空港を使わず、ロンドンではガトウィック空港など、空港使用料がヒースローよりも安いながらも、都心部から列車一本でアクセスできる空港を選んでいる。easyJetのコスト削減戦略は概ね以下の通りである。
- 機内ドリンクの有料化
- オンライン・チェックインの義務化
- 預け入れ荷物は別料金
- 座席選択は別料金
- 清掃時間の短縮
結果、easyJetのフライトは非常に安価であり、通常の航空会社が数百ユーロを取るようなフライトでも、easyJetのチケットが100ユーロを超えることはほとんどない。ロンドン・パリ間などの短距離では通常数十ユーロで飛べてしまう。結果、空港ラウンジなどのサービスを必要としない顧客を中心に、欧州全体で受け入れられている。売上の約半分はポンドではなくユーロである。
業績
旧態然とした航空業界に合理的な値付けで競争を行うeasyJetの業績は非常に優良である。売上高は毎年10%以上の成長を維持している。
利益は売上高よりもなお成長率が高く、効率的な経営を表していると言える。
これらの好業績は乗客の伸びに支えられている。
これらの数値のなかで利益の伸びが一番良いということは、乗客一人あたりの利益が伸びているということである。
指標
一株当たり利益: 101.3 (pence)
想定底値: 962.35 (pence; P/E 9.5)
結論
このような好業績の銘柄がP/E 12台後半で推移しているというのは好機であるが、万全を期すためにはP/Eが12に近づいた頃にポジションを開始するのが安全か。いずれにせよ株価の推移を注視したい。